寝返り
寝汗がひどい、暑くて布団をはがしてしまう、そんな方々は、寝返りを見直してみましょう。
寝返りとは、布団と体の間の空気を換気して適切な温度に保つ重要な行為です。
4段階ある睡眠のうち第2段階の浅い睡眠のときに寝返りをしています。
寝返りというと皆さんは、横にごろんと転がる動作をイメージされるのではないでしょうか?
実習などで「寝返りをしてみましょう」とまずは体験していただくと、最初に足を使ってお尻を挙げる動作が入ります。
このお尻を挙げる動作によって、寝返りはもともと寝ていた場所から動かずにからだの向きだけを変えるのです。
ためしに今晩ベッドに横になったときに試してみてください。
つまり、お尻を挙げる筋力が不足していると、寝返りをうまくうつことができず、
空気が喚起されないので汗をかいてしまうということです。
そこで、きれいな寝返りのために、お尻を挙げる筋肉を鍛えましょう。
やり方は簡単です。
仰向けで膝を90度に曲げて肩と膝が一直線になるようにお尻を挙げる。
このときに、手の力は完全に抜いて、膝を閉じ、お尻の穴をしめるように力を入れるのがコツ。
実は、挙げるときよりも降ろすときの方が大切。
どしん!と降ろさずにゆっくり降ろすように心がけてみましょう。
10回程度できればOKです。
深部体温が下がり始める就寝1時間前に行えば、眠りはじめが深くなり、成長ホルモンの分泌も増えて一石二鳥!
きれいな寝返りで、ぐっすり眠ってスッキリ目覚めましょう!