横隔膜が固いと寝つきが悪い!?
眠る前に肋骨の縁を触って固ければ、横隔膜が固いかもしれません。
横隔膜が固い人は、昼間、会話中やパソコン作業中に呼吸が止まっていることが多く、
夜になっても交感神経が低下しにくいのです。
そのまま眠っても質の悪い睡眠になってしまい、
朝起きたときに体がだるく、疲れがとれない感じになってしまいます。
横隔膜は筋肉で、その周囲に神経叢があり、自律神経の働きに影響を与えています。
横隔膜が固いときは、この神経叢の働きが低下していて、
自律神経は交感神経優位になりやすいのです。
胸式呼吸で呼吸が浅くて速い。
汗や唾液はねばねばして目や口が乾きやすい。
手やわきにかく汗で体の末端が冷えてしまう。
こんな体ではぐっすり眠れなそうですね。
そこで、横隔膜ストレッチを行ってみましょう。
肋骨の縁に沿って指を当てて、軽く押しながら口をすぼめて息を吐き切ってみましょう。
少し前屈しながら息を吐くとやりやすいです。
息を吐き切って力を抜くと、自然に空気が体に入ってくるように、息を吸うことができます。
これを眠る前に5回ほどやってみましょう。
しっかりやってみると結構大変ですが、
その分、体の中心から力が抜けるような感じになり、自然な眠気を催すと思います。
張り詰めたままで眠るより、緩める一工夫を加えて眠る方が、
睡眠中の回復力を高めることができますよ。