早く起きすぎるのは夏至のせい
最近、朝早くに目が覚める?
早すぎる目覚めが続くと「早朝覚醒なのはうつ病なのかも・・・」
と相談されることも多いです。
うつ病にみられる典型的な現象に「早朝覚醒」があることが知られていることから、
こんな不安が起こるのですが、この時期に相談が増えるのは、別の理由があります。
早く起きるのは、夏至が近づいているからです。
睡眠時間は日照時間に依存し、夏至と冬至では2時間程度差がつくことがあるので、
この時期には自然に早起きになります。
早く目が覚めると「あと1時間眠れる・・・」と、こんな考えがよぎります。
ところが、4時台に目覚めて6時まで二度寝をすると、
目覚めが悪く、頭痛やだるさを感じることも。
脳は、起床の3時間前から起床準備をしていて、
血圧が高まるなどの準備が整ったところで再び睡眠をとると、
一旦血圧が低下し、最終的に起床したときに急上昇します。
これで負担がかかってしまいます。
この時期の目覚めを改善する対策は2つ。
無理に睡眠時間を伸ばそうとせず、就寝を30分程度遅らせて起床を遅らせるか、
1回目の目覚めて起きてみる。
夏至の時期には、良質な睡眠をコンパクトにとるとスッキリしますよ!