寝つきの改善の仕方とは
寝つきの悪さが改善すると、逆に眠すぎてしまうことがあります。
脳は、睡眠と覚醒の標準をつくるために、一方に大きく振れると逆に触れて元に戻ります。
これによって昼間にやたら眠くなることがあるのです。
【脳が基準を見つけるまでの猶予期間】
これは、現状を維持するためのホメオスタシスの仕組みで、脳が「現状」を再設定しているサイン。
約2週間単位で繰り返され、眠すぎの週の後にはまた寝つきが悪くなります。
ただ、以前の寝つきの悪さより改善しており、例えば、就寝してから1時間以内には寝つける感じです。
次の2週間には昼間に眠くなりますが、これも以前の眠気より改善しています。
このような感じで繰り返し、寝つきが悪くても日中に眠くても、特に日常で困らなくなったら完了です。
【予測できれば不安にならない】
寝つきの悪さを長期間体験すると、「もう一生眠りに困らないようになりたい!」と思う人が多いです。
そのような人の睡眠が改善してきて、上記のサイクルを体験すると、せっかく改善したのにまた悪くなった、と思いがちです。
ここで、慌てて早めに就寝をすれば、ベッドで眠っていない時間が増えて寝つきの悪さは助長されます。
慌てずに、脳に標準を見つけさせてあげましょう。改善の予測が立っていれば、慌てずに済みます。
眠りは、自然災害や生活スケジュールで乱されるものです。
乱されることを前提に、元に戻す技術を身に着けておきましょう。