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睡眠の部屋

スッキリ起きられる人とそうでない人は網膜の厚みが違う!?

【睡眠のリズムには網膜の厚みが関係】

 

睡眠のリズムは

網膜の厚みと関係があります。

 

光感受性網膜神経節細胞(pRGC)が少ないと

網膜は薄い。

 

高齢になり、

網膜が薄くなると

朝日を浴びてもリズムが乱れることが。

 

網膜が薄くpRGCが少ないほど、

光に対する感受性が低いからです。

 

反対に、

子どもはpRGCが多いので

睡眠のリズムを整えるためには

朝の光がとても重要です。

 

                        

【網膜が厚い子どもは夜暗くすることが必須】

 

光感受性の高い子どもは、

朝目覚めてもカーテンを閉めている、

夜はシーリングライトを使っている、

というだけで、

夜眠れず、朝起きられなくなってしまいます。

 

親の立場としては、

自分と同じ生活をしていれば大丈夫と思いがちですが、

親と同じ動線で生活していても

子どもの方が

夜眠るためのメラトニンが多く減ってしまいます。

 

夜過ごすリビングは、

シーリングライトで部屋全体を照らすのではなく、

電球色の蛍光灯や間接照明を使って、

「夜」をつくってあげましょう。

 

LEDの場合は、

どんな色をしていても成分はすべて青。

メラトニンが減ってしまいやすいので、

照度を落として工夫してみましょう。

 

 

【認知症予防に仮眠と体操が重要なわけ】

 

 

認知症予防プロジェクトでは、

昼の短時間仮眠と夕方の体操が用いられます。

 

これは、

睡眠のリズムを司る生体リズムによります。

 

 

高齢になると

光感受性は低くなる。

 

その代わりとして活用するのが、

睡眠覚醒リズムと

深部体温リズムです。

 

やるべきことは

起床6時間後に30分以内の仮眠と

夕方に体を動かすこと。

 

現在行われている研究では、

この2つで

認知症が予防でき、

医療費も削減できています。

 

 

高齢の方には仮眠と運動。

子どもには夜を暗くし朝明るくする環境を

つくれば、家族みんなでぐっすり!です。

 

 

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