なぜ眠る前はネガティブに?
何で眠る前の考え事はネガティブで、どうでも良いことばかりなのでしょう?
ぐるぐる考え事をしていると、どんどん連想されていって、自分の生い立ちを否定するところまでいってしまうことも。
脳は、起床したときから徐々に働きが低下していき、18時間後には弱度酩酊状態と同等になります。
飲酒運転で捕まってしまうレベルまで低下してしまうのです。
よく睡眠の専門家の間では、飲酒運転を取り締まるより、睡眠不足を取り締まるべき、なんていう冗談を言うことがありますが、夜中には酔っ払いと同じ状態になっているのです。
脳の機能が低下するとどうなるのか。
それは、高度な能力である抑制機能が低下します。考えをグッと抑え込んで焦点化することができない。
一方、脳の温度(深部体温)が高いと活動自体は活発になっていきます。
抑制が低下して活発になると、連想が止まらない止まらない…。
そこへ脳の覚醒を維持し、不安をつくる物質であるノルアドレナリンが増えて連想に不安が加わり、ぐるぐるネガティブに。
ネガティブな自分に負けてしまった・・・なんて自責の念にかられてしまう方もいらっしゃいますが、これはただの生理現象です。
脳の温度が下がればネガティブは止まります。
そこで、耳から上の頭を
保冷剤や冷凍したタオルで冷やしてみましょう。
枕の上半分に冷たい物を置いて眠れば、ネガティブ停止!
仕組みが分かれば、無駄に悩んでしまうことは防げますね。