眠ってもすぐに起きてしまう対策は
長く眠れずにすぐに起きてしまう。
そんなときは、睡眠中に体が緩んでいないかもしれません。
起きたときに、肩こりや目や口の渇き、疲れを感じていたら、交感神経が低下せずに眠っていたサインです。
交感神経活動は、本来は睡眠中には低下しているはずです。
心拍や呼吸はゆっくりになり、汗や唾液はさらさらになっているはずです。
ところが、残業で帰宅が遅くなったり、入眠前に動画を観続けたりすると、交感神経の活動は低下しません。
この状態でも、眠ることは眠れるので寝つくのですが、すぐに目覚めてしまったり、
起きたときにひどく疲れてしまいます。
【10秒呼吸で体のモードを切り替える】
疲れたらどうせ眠るだろう、と受け身で考えずに、積極的に休まる体をつくってみましょう。
就寝前にゆっくり10秒数えながら、3秒吸って7秒吐く10秒呼吸を試してみてください。
呼吸を観察するマインドフルネスや瞑想が苦手な人も結構います。
呼吸を感じるということが難しい人は、トレーニングのようにカウントしながらゆっくりと呼吸する方が、
自律神経の切り替えがうまくいくことが多いです。
吸う方も吐く方も鼻呼吸で、横隔膜を引き下げて空気を吐き切ったら、
肺の中が陰圧になって自然に空気が入ってきます。
この呼吸が本来のスピードなので、普段の呼吸がすごく早いことに気がつくと思います。
6回をセットにすれば1分で体を切り替えられます。
忙しい中でもしっかり回復できるように、体の眠る準備を助けてみましょう。