生活習慣を変える2つの実験とは
『認知実験と行動実験で習慣を変える』
自分の行動を変えようと思ったら、認知実験と行動実験をしてみましょう。
脳は、基本的に行動をパターン化して新しい行動企画が不要になるように機能しているので、
やり慣れないことを始めたり、ガラッと変えようとするとすぐにもとの習慣に戻ってしまいます。
習慣は、脳が省エネをするための戦略ですが、2つの要素で変えることができます。
①考えを変えること
②体の動きを変えること
これらは、いきなり大きな変革を狙ってはうまくいきません。
習慣は、神経接続の決まったパターンなので、
その接続を少しつなぎ変えることを繰り返していれば、
つなぎ変えた接続先が標準のルートになります。
例えば、
①考え方を変えてみる「認知実験」
眠れなくてもベッドで横になるべき→ベッドで眠っていない時間をつくると眠らない場所だと脳が覚える。
②体の動きを変えてみる「行動実験」
アラームをとめて二度寝する→アラームをとめて座って二度寝する。
このような小さな実験で脳の神経接続がつなぎ変わり、やがて大きな行動変容が起こります。
実験には成功も失敗もなく、ただ結果があるだけです。
結果的に快適だった方を標準にしていけば、望ましい習慣をつくることができますよ。