咳きこんで起きる原因は?
睡眠中に、胃の物が逆流して目覚める睡眠関連胃食道逆流症。
咳きこんで起きたり、口の中がすっぱく感じたり、胸焼けしたり。
食道の内圧が低下して胃の内圧と同じになると、相対的に腹圧が増加して逆流します。
さらに、胃と食道の間に空洞ができてしまうと、食道の圧力で閉まる門がなくなり、
簡単に逆流するようになってしまうのです。
【毎日の食事でできる対策とは】
最も簡単な解決は、食事中に箸を置くことです。
箸をもったままだと別に急いで食事をしていなくても、食事全体の噛む回数が減ってしまいます。
「食事をよく噛みましょう」なんてことはよく言われることですが、
実際に意識して噛む回数を増やすことは、とても難しいです。
原因は、脳が手の動きを学習しているからです。
忙しいときに早食いは避けられませんが、脳が動きを覚えてしまうことで、
忙しくなくても同じテンポで口に食べ物を運び、早食いになってしまうのです。
そこで、口に食べ物を入れたら箸を置いてみましょう。
1日3回の食事を筋トレのチャンスに変えて、食道括約筋を使う機会を増やせば、
夜中の無駄な目覚めを防ぐことができますよ。