夢でうなされてしまったら
夢でうなされる悪夢。
単に起き掛けに悪い夢を見た、ということではなく、
大声を上げて起きてしまったり、汗をびっしょりかいて心拍がドキドキしていたり。
こんな様子が見られていたら、まずは引き金となる行動である次の3つを避けてみましょう。
①電気をつけたまま眠る
②朝になってもカーテンを開けずに二度寝
③足首の冷え
『そもそも悪夢の原因は?』
悪夢に関しては、いまだ不明な点も多いですが、脳の覚醒と睡眠に関するノルアドレナリン、
セロトニン、ドーパミンなどが関与していると考えられています。
病気でなく一般的に体験することでは、たとえば、脳を覚醒するノルアドレナリンは、
就寝30分くらい前には徐々に分泌が低下するはずです。
ところが、SNSを観てショックを受けたり、焦ったりするとノルアドレナリンが増えます。
このまま就寝すると、半覚醒のような状態で睡眠がスタートし、
不適切なタイミングでレム睡眠が出現すると、悪夢を体験することがあります。
知らないうちに脳が眠るリズムに反する行動をとってしまうと、
睡眠の構造が変化して、起こることがあります。
『悪夢を見ていない日に注目して』
毎日悪夢を見る、と思っても大抵は見ていない日があります。
その日に何をしたかに注目してみましょう。
ゆっくり入浴、眠る前に好きなことをした、などを見つけたら、それを再現して悪夢の頻度を減らしましょう。
悪夢によって眠ることが嫌だ、怖い、という感情が出来上がって、睡眠不足になると悪夢が増えてしまいます。
悪夢の体験は強烈ですが、その派手な体験に惑わされず、悪夢を体験しなかった日からヒントを見つけて、
淡々と悪夢の頻度を減らしていくと、徐々に見なくなることが多くなりますよ。