入眠時幻覚を使ってぐっすり
【眠るときに体が浮く!?】
眠るときに体が浮いて空を飛ぶ。
それは入眠時幻覚という現象。
(入眠時心像とも呼ばれます)
目を閉じて脳波がα波になると出始め、θ波で最多になり、睡眠が第二段階に入ると減少します。
寝入りばなや起きがけ、二度寝をするときに体験することが多いです。
【自分の感覚タイプで体験が変わる】
入眠時幻覚で、体が浮く、沈む人は体性感覚(触覚や筋肉の感覚)が使われています。
風景や具体的な場面を見る視覚で体験する人もいれば、人の声やドアをノックする
音が聞こえる聴覚で体験する人もいます。
体が浮く、沈むなどの体性感覚で体験する人は、エクササイズやダンス、
トレッキングや水泳など、体を動かす趣味をもつ人に多いです。
自分の感覚のタイプによって、普段から欲する感覚があり、それが、入眠時幻覚にも使われます。
【入眠時幻覚をうまく使って眠る】
入眠時幻覚は、脳がその感覚に注意をひきつけて、その間に外部と遮断し、
睡眠に入ろうとしている現象です。
いわば、脳が自身を眠らせようとしている戦略です。
これをうまく活用すれば、速やかに眠れます。
私自身は、ほぼ毎日視覚の入眠時幻覚があります。
へんてこな映像が浮かんできたら、それにぐっと集中するといつの間にか眠っています。
体が浮かんだり見えたり聞こえたりしたら、それに集中してぐっすり眠りましょう。