なぜ、入社1年目の社員は朝起きれないのか
【20歳代こそ睡眠マネジメントが必要】
睡眠に大きな影響を与える体内時計は、年齢で変化していきます。
最も遅れるのは男性は21歳、女性は19.5歳で、
睡眠の中間の時間が、男性は5時30分ごろ、女性は4時45分ごろになります。
これは、仮に8時間の睡眠だとすると、1時入眠9時起床のリズムです。
20歳代には、朝起きられないという経験をする人が多いですが、
それは体内時計の遅れに由来するということです。
新入社員が働き始めて、そろそろ最初の緊張感が緩んできたあたりです。
朝起きられなくなることも多いですが、それはもともとの体内時計のリズムに
戻ってきてしまった、ということでもあります。
【年齢を重ねるほど社会生活は送りやすい】
この年齢から徐々に体内時計は早まっていき、55歳の時点で男女ともに睡眠の中間は3時30分になります。
これは、7時間眠ったとして0時入眠7時起床のリズムです。
年齢を重ねるほど、社会生活には適応しやすくなるということですね。
体内時計が遅れてしまう20歳代こそ、社会生活に適応するための睡眠技術の差が出ます。