事故が多い人は眠気が判断できない!?
眠気には慣れの現象があります。
眠気と交通事故の研究では、交通事故を1回起こした人より2回起こした人の方が眠気を過小評価したという結果でした。
つまり、事故が多い人ほど自分は眠くないと判断する傾向が示唆されています。
別の研究では、睡眠不足が1週間以上続くと自分が眠いかどうか正しく判断できなくなることが明らかになっています。
【眠くなる前に目を閉じる】
そこで、眠気の有無にかかわらず何かを始める前に1分でも目を閉じてみましょう。
運転や会議を始めるときは、何らかの操作が入ることで脳は覚醒し、眠気が一時的にマスキングされます。
すると、開始した15分後ごとに眠くなることがあります。
車に乗って15分後。会議が始まって15分後に眠気はありませんか?
眠気を除去する方法は、眠る以外にはありません。
ポイントは、眠くなる前に眠っておくことです。
先手を打って仮眠をとり、蓄積した睡眠物質を分解すれば、脳は正常な判断ができます。
主観的な気分に任せず、客観的に眠気対策をしていくことで自分も会社もリスクを軽減することができます。