寝過ぎることの弊害は?
休日はいくらでも眠れてしまう。
夕方まで眠っていて眠っているだけで1日終わってしまう。
そんな場合は、その寝だめで自分の脳がダメージを受けてしまっているかもしれません。
脳を覚醒させる役割を担うコルチゾールは、覚醒後は分泌が著しく低下します。
ところが、いつもの起床時間に起きず寝続けると日中も高い水準に保たれます。
コルチゾールが増えすぎると、コルチゾールの受容体が多く集まる海馬の神経細胞が攻撃してしまいます。
海馬は、記憶を司る部位、すぐ前には扁桃体があり、
この二者の連携で、自分にとって害になる刺激に対応した過去の体験を記憶として保存し、次の展開に備えています。
海馬の働きが低下すると、扁桃体がいちいちストレス反応を生み出してしまい、
日中にストレスを感じやすくなってしまいます。
対策は、まず「絶対眠らない時間帯」を決めることから。
17時から22時は眠らない、などというように、眠らない時間帯を設定して睡眠をブロックしましょう。
長時間の睡眠は3時間ごとに途切れていることが多いので、徐々にブロックする時間を伸ばしていきましょう。