重力を使って寝つきを促進
【股関節を緩めて寝つきよく】
なかなか眠くならないときは、体の筋肉がこわばったり、
筋肉の緊張が低下していないことがあります。
重力に対して体を支える筋肉は、抗重力筋と呼ばれます。
あご、お腹、もも、ふくらはぎ、お尻、背中の筋肉が該当します。
この抗重力筋の筋緊張が低下すると、脳の覚醒レベルが下がり、眠くなりやすい。
そこで、就寝前にストレッチをすると寝つきがよくなることがあります。
ただ、忙しいときや疲れているときは、ストレッチをする余裕がない・・・。
そんなときは、重力を使って、寝ているだけで抗重力筋が緩む方法を試してみましょう。
筋肉同士がつながっている筋連結により、股関節が緩むと抗重力筋は緩みやすいです。
仰向けで片足の膝下を90度外側に曲げて左右比較すると、ひざが上がる方の股関節が硬い。
左右の硬い方の関節が分かったら、硬い方の膝下を90度外側に曲げたまま5分維持。
重力で膝が地面の方向に押されて、徐々に股関節に連結している筋肉が緩まります。
その後、脚をまっすぐ伸ばして仰向け姿勢で5分脱力してみましょう。
自然にうとうとしたり、あくびが出るなど、眠気が強まったらベッドへ移動しましょう。